後輩の初任給が、自分の給料を超えた。それは会社が出した「答え」です

2026年7月30日

※本記事はプロモーション(広告)を含みます。

「入ってきた新人の初任給が、自分の給料と変わらない。いや、超えてるかもしれない」

もし今、そう気づいてモヤモヤしているなら。あるいは、同期とその話をして笑うしかなかったなら。今日はその気持ちに、はっきりした言葉を与えます。

それは、あなたの被害妄想ではありません。会社があなたに出した「答え」です。

まず、これは今そこら中で起きています

数字で確認しましょう。あなたの職場だけの話ではありません。

  • 2026年4月入社の新卒に対し、初任給を引き上げた企業は67.5%。平均の引き上げ額は9,462円で、過去最高水準です
  • 一方、新卒のほうが給料が高くなった場合に**「不公平を感じる」と答えた既存社員は87.5%**
  • そして**「転職を検討する」と答えた人は72.2%**

つまり、あなたと同じことを感じている人が、今この国に山ほどいるということです。そして、その7割が実際に外を見始めている。

さらに残酷なのは、この現象がいちばん直撃するのが入社2〜5年目だということ。年功序列型の賃金制度では、若手の昇給カーブは緩やかに設計されています。初任給だけが急激に上がると、真っ先に追い抜かれるのは、ようやく仕事を覚えて現場を回し始めたあなたたちなんです。

私の時代には、起きようがなかった

正直に言うと、私が20代で転職を繰り返していた頃、この現象は存在しませんでした。

理由は単純で、初任給が上がらない時代だったからです。何年経っても新人の給料はほぼ同じ。だから後輩に抜かれるという事件そのものが起こりようがなかった。私が会社を辞めた理由は「給料が安いこと」と「拘束時間が長いこと」であって、「後輩に抜かれた」ではありません。

だからこそ、外から見ると、今の状況の異常さがよく分かります。会社は「人にもっと払う」という判断を、すでに下しているんです。 ただし、その対象があなたではなかった、というだけで。

影の中の席に座る社員と、窓際の光の中で談笑する若手たち

これは「不公平」ではなく「経営判断」です

ここが一番冷静に受け止めてほしいところです。

新人に高い初任給を出す。これは会社が善意でやっているわけでも、間違えているわけでもありません。**「そうしないと人が採れないから」**という、極めて合理的な経営判断です。市場で人材の値段が上がったから、市場価格に合わせて払っている。

では、なぜあなたの給料は上がらないのか。答えも同じくらい合理的です。

あなたは、放っておいても辞めないと思われているからです。

新人には市場価格を払う。すでにいる社員には、社内の昇給ルール通りにしか払わない。これは「あなたを大事にしていない」のではなく、「あなたは黙って居続けてくれる」という前提で計算されているということです。

腹が立ちますよね。でも、ここに大事な事実が隠れています。会社は「市場価格」ならちゃんと払う気がある。 払われていないのは、あなたが市場に出ていないからです。

「自分の値段」は、外に出た瞬間に決まる

だから、この状況の正しい読み方はこうです。

新人の初任給は、あなたの職種の「今の市場価格」を、会社が自分から教えてくれているようなものです。もし新人の初任給が、経験を積んだあなたの給料に並んでいるなら――外の会社に行けば、あなたにはもっと高い値がついてもおかしくない、ということです。

だって、あなたには新人にはないものがある。仕事を覚えている。現場を知っている。育てる手間がかからない。それは採用する側から見れば、明確な価値です。

私は5回転職して、同じような仕事なのに会社によって給料がまるで違うことを、嫌というほど見てきました。あなたの値段を決めているのは、あなたの能力ではなく**「どこで値段をつけられているか」**です。社内の昇給表の中にいる限り、あなたの値段は表の通りにしか上がりません。

辞める前に、まずやってほしいこと

勢いで辞めろとは言いません。順番があります。

1. 感情ではなく、数字で確かめる 「なんかムカつく」で終わらせず、同じ職種・同じ経験年数の求人が、いくらで募集されているかを見てください。それがあなたの現在の市場価格です。

2. 社内の昇給ルールを一度見る このまま3年働いたら、自分の給料はいくらになるのか。就業規則や給与規程で確認できます。その数字と、外の相場を並べてください。答えは自分で出せます。

3. 「新人と同じ扱い」に納得できるかを考える 経験2〜5年の自分に、会社は新人と同じ値段しかつけていない。それが今後変わる見込みがあるのか。上の世代の給料を見れば、だいたい分かります。

その上で「今の会社のほうがいい」と判断したなら、それは立派な選択です。外の値段を知った上で残るのと、知らずに我慢するのは、まったく別物ですから。

まとめ:給料の逆転は、会社からのメッセージ

  • 初任給を上げる企業は67.5%、平均9,462円アップ。逆転現象は今そこら中で起きている
  • 抜かれた社員の87.5%が不公平を感じ、72.2%が転職を検討している
  • これは会社の悪意ではなく、「新人は市場価格、既存社員は社内ルール」という合理的な経営判断
  • 裏を返せば、会社は市場価格なら払う気がある。 あなたが市場に出ていないだけ
  • 新人の初任給は、あなたの職種の市場価格を教えてくれている。外に出れば、経験のあるあなたにはもっと高い値がつく可能性がある

私の時代は、初任給が上がらないから逆転も起きませんでした。でも今は違う。人にちゃんとお金を払う時代が来ているのに、その恩恵があなたを避けて通っているなら、立っている場所を疑うだけの理由は、もう十分すぎるほどあります。


「自分の市場価格」を、外に聞いてみる

新人の初任給がヒントをくれたなら、次は自分の値段です。同じ職種・同じ経験年数で、外がいくら出すのか。聞くだけならタダです。

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聞いた結果、今の会社のほうが上だと分かればそれでいい。モヤモヤを抱えたまま働き続けるより、はっきりさせたほうが楽です。


※数字の出典: 経営プロ「新卒給与の引き上げ進むも“給与逆転”に不満が87.5%」 / HRマネジメント「初任給引き上げが招く既存社員の離職ドミノ」 / マイナビキャリアリサーチLab