嫌な人が多い会社と少ない会社の違い。5回転職して気づいた身も蓋もない事実
人間関係で悩んでいる人に、まず基本を言います。
嫌な人からは、離れる。 これが基本です。嫌な人を変えようとしない。分かり合おうと頑張りすぎない。あなたの心をすり減らしてくる相手からは、物理的に距離を取る。これが大原則です。
ただ、今日はその先の話をします。5回転職して、いろんな職場の「人間」を見てきた私が気づいた、あまり誰も言わない事実です。
賃金の低い会社ほど、嫌な人が多かった
身も蓋もない話ですが、私の経験でははっきりそうでした。
給料が安くて拘束時間の長い会社ほど、怒鳴る人、意地悪な人、機嫌で仕事をする人が多い。待遇のいい会社に移ると、そういう人が目に見えて減る。5回職場を変えて、これは偶然ではないと確信しました。
例えるなら、賃貸マンションと同じです。家賃の安い物件には、それなりの住人が集まります。 壁は薄いのに夜中に騒ぐ人、ゴミ出しのルールを守らない人。家賃の高い物件でトラブルが少ないのは、住人の質が家賃で選別されているからです。
会社もまったく同じ構造です。待遇が、そこに集まる人を選別している。

なぜ待遇の悪い会社に「嫌な人」が集まるのか
考えてみれば、理屈も通っています。
1. まともな人から先に逃げていく 仕事ができて常識のある人は、より良い条件の会社に移れます。だから待遇の悪い会社からは、まともな人がどんどん抜けていく。残るのは、他に行き場のない人。その中に「嫌な人」が濃縮されていくわけです。
2. 会社に人を選ぶ余裕がない 待遇の悪い会社は応募者が集まらないので、採用で人柄を選べません。「来てくれるなら誰でも」になる。人間関係が荒れるのは当然です。
3. みんな余裕がない 安い給料で長時間働かされていれば、誰だってイライラします。心の余裕のなさが、職場の空気の悪さになって、弱い立場の人に向かうんです。
つまり、あなたの職場の人間関係が最悪なのは、あなたの運が悪いのではなく、待遇の悪さが引き寄せた必然かもしれない。だとすれば解決策は「我慢」でも「うまく付き合う努力」でもなく、待遇のいい会社に移ることです。人間関係の悩みが、実は待遇の問題だった──5回転職した私の結論のひとつです。
パワハラしてくる人は、こちらが仕事を覚えたら黙った
ここからは、私自身の体験談です。
若い頃、きつく当たってくる先輩や上司は、どこの職場にもいました。ミスをすれば怒鳴られ、覚えが悪ければ嫌味を言われる。ところが、あることに気づきました。
仕事ができるようになると、その人たちは何も言わなくなったんです。
こちらが一人前に動けるようになった途端、態度が変わる。あれだけうるさかった人が、急に静かになる。これを何度か経験して分かったのは、ああいう人たちは「言い返せない相手」「まだ弱い相手」を選んで強く出ているということです。相手が強くなったら引っ込む。それだけの人間なんです。
だからもし今、あなたが標的にされているなら、これだけは分かってください。あなたの人格に問題があるから狙われているのではありません。 あなたが「今はまだ新人で、言い返してこない」から選ばれているだけ。相手の程度の問題であって、あなたの価値の問題ではないんです。
ただし、勘違いしないでほしいこと
「じゃあ仕事ができるようになるまで耐えればいいのか」──そうは言っていません。ここは大事なので、はっきり線を引きます。
- 指導が厳しいが、理不尽ではない → 続けていれば、私のように風向きが変わることがあります
- 人格を否定される、皆の前で見せしめにされる、無視される → これは指導ではなくいじめです。風向きを待つ価値はありません
- 眠れない、食欲がない、心や体に出ている → 議論は終わりです。逃げてください。基本に戻ります。「嫌な人からは、離れる」です
耐えて強くなるのはひとつの道ですが、壊れてまで払う価値のある授業料は、この世にありません。
まとめ:人間関係の悩みは、場所の問題であることが多い
- 基本は「嫌な人からは離れる」。相手を変えようとしない
- 賃金の低い会社ほど、嫌な人が多い。 待遇が住人を選別する賃貸マンションと同じ
- だから人間関係の悩みは、「待遇のいい会社への転職」で解決することが多い
- パワハラする人は、弱い相手を選んでいるだけ。あなたの価値の問題ではない
- 心身に出ているなら、成長を待たずに逃げる
今の職場の人間関係に消耗しているなら、一度「待遇のいい会社の求人」を眺めてみてください。給料や休日の数字の向こうに、実は**「まともな人間関係」も一緒に並んでいる**──5回職場を変えた人間として、そう断言します。転職サイトやエージェントで条件のいい会社を見ることは、人間関係の避難経路を確認することでもあるんです。