拘束時間が長い会社は、入る前に見抜ける。5回転職した私の見分け方
先に本音を言います。拘束時間が長い会社は、入る前からサインを出しています。 見えていなかったのではなく、当時の私は見方を知らなかっただけでした。
私は20代の頃、5回ほど転職しています。辞めた理由はほぼ毎回同じ。給料が安いか、拘束時間が長いか。 つまり私は「拘束時間の長い会社に入ってしまった経験」を人より多く持っています。だからこそ、あとから振り返ると「あのとき気づけたサイン」がはっきり分かるんです。
これから転職するあなたが、私と同じ回り道をしなくて済むように、そのサインを全部書きます。
サイン1:給料の内訳があいまいな求人
求人票でまず見るべきは、金額の大きさではなく内訳です。
- 「月給25万円(各種手当込み)」のように、基本給がいくらか書いていない
- 「固定残業代◯時間分を含む」の時間数がやたら多い(40時間以上は要警戒)
- 「みなし残業」「一律手当」など、残業が最初から給料に溶け込んでいる
固定残業代が40時間分も入っているということは、会社が「月40時間は残業させる前提ですよ」と自分から言っているのと同じです。私の時代は転職雑誌でしたが、この構図は今も昔も変わりません。内訳を隠す会社は、時間も隠します。
サイン2:「アットホーム」「やる気重視」など、中身のない言葉が多い
条件で勝負できる会社は、条件を数字で書きます。数字で書けない会社ほど、雰囲気の言葉でごまかします。
- 「アットホームな職場です」
- 「やる気があれば未経験でも稼げる」
- 「仲間と一緒に成長できる」
こういう言葉が並んでいて、休日数・残業時間・給与の内訳が薄い求人は、疑ってかかっていい。逆に「年間休日120日」「月平均残業20時間」と具体的な数字を出している会社は、少なくとも隠す気がありません。
サイン3:面接で「残業」の質問をはぐらかす
面接は会社があなたを見る場であると同時に、あなたが会社を見る場です。遠慮せずに聞いてください。
「月の残業時間は平均どれくらいですか?」
このとき、答え方を見てください。
- ⭕️「月平均◯時間くらい。繁忙期は◯時間くらいまで増えます」→ 数字で即答できる会社は、管理できている会社
- ⚠️「人によりますね」「忙しい時期はそれなりに」→ 数字を出さないのは、出したくない数字だから
- 🚨「残業を気にするようじゃうちでは厳しい」→ 論外です。お礼を言って帰りましょう
聞いたせいで落とされるなら、それは落ちたのではなく、地雷を踏む前に避けられたということです。

サイン4:夜の職場と駐車場を見る
これは何度も職場を変えてきた私が、一番信用している方法です。
平日の夜、その会社の前を通ってみてください。 20時、21時に電気が煌々とついて、駐車場に車がぎっしり残っている会社は、それが日常だということです。求人票は嘘をつけても、夜の駐車場は嘘をつきません。
シフト制の職場なら見え方は変わりますが、「求人には残業少なめと書いてあるのに、いつ見ても人がいる」というズレは、はっきりした危険信号です。
サイン5:いつも求人を出している
同じ会社が一年中求人を出しているのは、人が定着していないということです。人が辞める理由の上位は、いつの時代も給料と労働時間と人間関係。つまり「いつも募集している会社」は、私が5回の転職で辞めてきたような会社である可能性が高い。
今はスマホで「会社名 + 評判」と検索すれば、働いていた人の口コミまで見られます。私の時代にはなかった武器です。入る前に調べられるのに調べないのは、もったいなさすぎます。
それでも入ってしまったら? 答えは簡単です
ここまで気をつけても、入ってみないと分からないことはあります。私も5回のうち何度かは「話が違う」と思いながら働きました。
でも、深刻になる必要はありません。合わない会社は、辞めればいいだけです。 私は給料と拘束時間に納得できない会社を辞め続けて、最後には拘束時間が短くて給料もそこそこの、ちゃんといい会社にたどり着きました。辞めた回数は、いい会社を見抜く目に変わります。
まとめ:会社は「入る前」に半分決まる
- 給料の内訳を見る。固定残業代の時間数に注意
- 数字のない求人は、雰囲気の言葉でごまかしている
- 面接で残業を聞き、「数字で答えるか」を見る
- 夜の職場と駐車場は嘘をつかない
- 一年中募集している会社は、人が辞め続けている会社
そして、今のあなたには私の時代になかった道具があります。求人サイトで条件を細かく絞ることも、転職エージェントに「残業月20時間以内で」と条件を伝えて探してもらうことも、無料でできます。使えるものは全部使って、入る前に見抜いてください。 それが、私が5回分の遠回りから言える一番の近道です。